アァーーーーーー

HOUSE ハウスのアァーーーーーーのレビュー・感想・評価

HOUSE ハウス(1977年製作の映画)
4.2
狂っとるね。
こりゃ狂っとるよ。

大林宣彦監督が撮った商業映画第1作目。

その後の作品にもつながる大胆な合成、時空を少しづつ飛ばしてトリップ感を与える細かいジャンプカット、新人俳優の起用、生々しくも過剰でわざとらしい演技と演出、めまいがするような編集、コマ割り、などなど、
特にこの作品に関してはやりたい放題な印象。
何よりもホラーという名目なのに映像の編集や繋ぎで変な怖さを植えつけていながら、各キャラクターのポップさ(特にクンフーの存在)がコメディ調に演出されているし、もっといえば全体的にはヌーベルヴァーグ風な映画ルールの破壊と再生までも試みてるもんだから訳が分からないw
終始頭抱えながら見てましたよw

特典映像では事細かかつ丁寧に作品解説を監督本人がやっているので、そちらも必見。
よくまあ、こんな映画が当時ウケたもんですw

ひとつ残念なのは他作品以上にセリフが聞き取れない事。。
あとストーリー的にそんなに面白いか?と問われれば「んーそこまで?」と冷静に評価。
アァーーーーーー

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