二人の男子大学生の恋模様とその行く末を描いた作品。
サイモン&ガーファンクルのガーファンクルとジャック・ニコルソンが、キャンディス・バーゲンを取り合うのが前編。
愛憎塗れた悲恋物語を予想していたが、ところがどっこい、夢も希望も色も恋もクソもないエンディングへと向かう。
激しく恋い焦がれた相手との愛もいつしか冷め、男の関心はいずれ外へ向く。
ある意味現実的ではあるけれど、現実の方がもう少しロマンチックではないかと思うほどあまりにドライな展開。
クソ野郎を演じさせたらジャック・ニコルソンの右に出るものはいないことだけは確か。
そして女がそんなニコルソンに色気を感じてしまうのも確か。