もう20年近く前の作品ですか。
今では考えられないが90年代に青春を過ごした私にとって、あの頃の渋谷(特にセンター街)は足を踏み入れるのも、それなりの覚悟が必要なゾーンでした。
そんなことを懐かしく思い出した映画。
特定の対象を狙っているものの動機不明な主人公の行動や題材の割にアングラな雰囲気もなくポップな世界観はディストラクション・ベイビーズに影響を与えてる気がします。
ただ、あそこまでスター映画でなくアクションもストーリー性もエンターテイメント性もない。
今となっては豊田監督と千原ジュニアの通過点だったこと、20年前の渋谷の街並や文化が記録されてることが、この作品の意義だと私は感じました。