最高の映画でした。
4年間失踪していた男トラヴィスが息子と再会し、絆を深めていく。やがて生き別れた妻を探しにいくが…
ヴィムヴェンダース監督は「ベルリン天使の詩」が微妙で距離を置いていたが本作を観て、ただ者ではないと思いました。
この映画ではマジックアワーを初め映像が美しい。特に鏡が象徴的に使われており人物の心情や距離感を表現している。
そして終盤のマジックミラーでの妻との再会のシーン。なぜ主人公トラヴィスが4年間失踪していたのか?明確な理由が出てこないがここで少しだけ分かる。
主にストーリーはトラヴィスと息子ハンターの親子の物語でとてもいとおしく感動できる。ロードムービーの傑作です。
そしてラストシーンで彼が決断したことの意味。それを観てほしいです。