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パリ、テキサスのaonaのレビュー・感想・評価

パリ、テキサス(1984年製作の映画)
4.2
私の好きな映画の1つで、何度も見ている映画です。
とにかく、ナターシャ・キンスキーに釘付け。

ナターシャ・キンスキーは、私の何人かいる好きな女優の1人。特にこの作品のナタキンは別格。彼女に憧れて赤いモヘアのセーターを買ってしまったくらい。笑

ロードムービーの代表的な作品であるこの「パリ・テキサス」は、テキサス州のパリという町が舞台。
記憶喪失同然である男が、弟と出会い、息子と出会い失踪した妻を探す不器用で切ないけど心潤うロードムービー。

お話が進むにつれ、
彼が何者かで、彼の目的、彼の過去がだんだん分かってきて、ホームレスのような、頼りない人がいつの間にか立派になってて、そのあたりも素敵です。
テキサス州の広大な自然と太陽が、彼のすることがどれだけ無謀で果てない道のりかを示してくれて、こっちまでぐったりしそう。

愛するからこそ周りが見えなくなって、束縛したり、疑ったり。実際、言葉なんて必要なくて、ただ、側にて心を通わせて、お互いの愛を感じられれば良い。
不器用で上手くいかなくてどうしようもない。
お互いに苦しんでも、お互いを傷付けても、でもやっぱり愛してしまう。

器用な恋愛なんて存在するのでしょうか?
もし存在するとしても、面白みの欠片もないから、私は、不器用な恋愛が良い。

2時間半近く、ゆったりしてるけど、濃くて好き。

ジェーンが、ハンターと再会したシーンで、彼女がマジックミラーの向こう側の少し遠い存在から、等身大のリアルな女性に変わる時、このまま3人で過ごして欲しいと本気で願ってしまいます。

これは、ロードムービーの傑作です!