3回目の観賞。
この映画を“お洒落映画”と捉えている人がいることに関しては大変遺憾なのだが、やはり渋くて心に沁みるめちゃくちゃ良い映画。
この地味極まりないけど美しい家族の話はやっぱりどうしても我らが日本の小津安二郎監督作を彷彿せざるを得ないですよね。
一瞬登場するだけで作品の流れがガラッと変わり、華やぎ空間を支配してしまう圧倒的なミューズのナスターシャ・キンスキー の麗しさは永遠に語り継がれるだろう。
ライ・クーダーの音楽の素晴らしさや、主演ハリー・ディーン・スタントン の名演技ぶりはあちこちで語られていて言わずもがな。これがカンヌでパルムドールかぁ~奇妙な映画だけどね(笑)