広大な荒野を手ぶらで彷徨う男が一人。
この男が何者で、どういう状況なのか。
謎だらけの中、カラッとした青空の下ゆっくりと進んでいく物語。
ゆるやかなロードムービーとともに少しずつ解き明かされてい…
ヴィム・ヴェンダース監督作品。
名作。みてよかった。
息子がいるにも関わらず4年間も行方をくらまし放浪していたトラヴィス。彼は過去の傷ゆえ容姿に無関心で無口である。彼の弟のウォルトは、兄が倒れたと…
なんとも味わい深く、後からフワッと酸味が広がるコーヒーのような映画である。
146分という中々の長尺だが必要な長さだったように思う。トラヴィスの空白の4年間を感じさせるし記憶を取り戻すまでと息子で…
このレビューはネタバレを含みます
ヴィム・ヴェンダースのロードムービー。『都会のアリス』と比べるとこちらのほうがドラマを描いてる感じがする。詩的な言い回しや引用が減った分、父と子の繋がりをしっかり描いていて面白かった。
特に"赤"…
部屋の鏡、車のルームミラー、再会のマジックミラー。
40年近く前の映画だけど、映像も色彩も美術もそんなに古く感じない。
重要な部分じゃないことはわかってるけど、やっぱりちょっとモヤモヤが残る。
ザ・…
ロードムービーは心の洗濯にもってこいの作品が多い。登場人物の心情の変化にそっと寄り添いやすい。一緒に人生を見つめ直し再生する。
ホームビデオに映っていたのは幸せを凝縮させた世界で。本当は愛情の歯車…
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