このレビューはネタバレを含みます
僕にとっての、映画表現の一つの理想形。
自然な時間の流れの中で、ひとつひとつは仔細な、しかし映画を通して見れば大きな変化に対して、丁寧に焦点を当てているのが心地よい。
大人だとか子供だとか、親と子だ…
彷徨い人からさすらい人へ。
言葉にすればかっこつけたようになるけど、その実情は過去の傷に向かおうとする人間の儚げな有り様だ。
弾劾すべき、恥ずべき自分が常に思い浮かぶ。頭に、網膜に付きまとう。
安っ…
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テキサスで砂を纏いながら赤いキャップにスーツで発見される主人公。
内容は4年音沙汰無く旅にでていた主人公が見つかり、弟が迎えに行く。
その妻も行方知れずで弟夫婦に預けられた1人息子。
最初は心を閉…
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妻を愛し過ぎた結果、愛情の対価を測る様になって相手を傷つけてしまう。
それはとても不幸なことなんですが、その思いに憑りつかれてしまったトラヴィスにとっては、自分自身は幸福の中に災いをもたらしてしまう…
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