パリ、テキサスの作品情報・感想・評価 - 2ページ目

「パリ、テキサス」に投稿された感想・評価

uedachiaki

uedachiakiの感想・評価

3.6
最初のシーンはちょっと眠かったけど、だんだん話が展開してくにつれて、引き込まれていった。
トラヴィスの両親の話と、トラヴィスとジェーンの再会のシーンを見て、
"私は幻なの あなたの夢の中にいるの"
銀杏BOYZの駆け抜けて青春のYUKIが歌っていたフレーズを思い出した。
トラヴィスのお父さんは空想のお母さんを見ていて、トラヴィスはマジックミラー越しにジェーンに語りかけ、そしてジェーンもミラー越しにトラヴィスと会う。
直接相手には触れることができなかったんだね。愛しているけど愛しているから、触れることができない、一緒にいられないんだね。

追記
大事なことを思い出したのだけど、ハンターがトラヴィスにちゃんとどこかで生きていると思ってたという話はとても大切。
大切な人が自分と離れたところにいてどこにいるかわからなくても、生きてるという確信があることは大切なことだと感じた。
ロードムービーの代表作になった
見終わった後にスッキリする感じ
ミハ

ミハの感想・評価

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ライクーダーの素材感ある音によって、ゆったりした映像に香ばしさが与えられる、その心地よさだけで気持ち良い映画。ロードムービー見たいならこれをぜひ映画館で!とのことで松竹へ行った。(下書きしてた)

ロードムービーなのにすぐ家ついちゃった...と思ったがそれは単なる中継地点。全編を通して、トラヴィスさんが長い長い逃避の道から帰ってくる旅であり、そしてこれからもそれは続く。

やっぱり気になるぶちキュートなナスターシャキンスキー氏は、若くしてトラヴィスという男の嫉妬の炎に焼かれ燃え尽きたことで、消耗しながらも過去にすがりついてかろうじて生きており、そんな彼女を結局置いてゆくトラヴィスに対して、一緒に見た我々女衆はすこしいらいらしたこともあった。笑
がそれを差し引いても、電話のシーンは素敵ねん。ピンクや赤のキュートなボックスの色合いに、哀愁ただよう雰囲気。トラヴィスイケボではある。

ところで、8ミリファミリームービーのシーン、ベタだけどみんなが愛してる空間に長めに浸れるのなんか気持ちよかった。映画ならでは。それを見た息子「トラヴィスが恋してるのは過去の中の彼女だよ」的な発言は大人過ぎだろとどツッコンだが、こいつはホントに過去を生きてる!しっかりしてくれ〜

やさしさある人間のいる映像、音楽でとくべつな時間を感じることに、この映画の意味の心地よさを感じた。
ナスターシャ・キンスキーが美しい。
甥っ子との親子関係。
親は血縁か、過ごした時間か。
子供の居場所はどこか。
深すぎる愛と被害妄想。
マタニティブルーと育児放棄。
円満家族と崩壊家庭。
血縁以上の家庭の実現。
現実からの逃避、果てない旅。
良い映画でした。
hk

hkの感想・評価

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音楽カッコいいな
打ち解けた我が子と車道を挟んで歩道を並んで歩くのいいなあ🚶‍♂️
昔BSプレミアムシネマにて鑑賞。
これぞロードムービーの決定版とも言える傑作。

アメリカの広大な砂漠を主人公が放浪する姿から映画は始まり、そこからもうこの映画の虜になっています。

自分のかつて愛した人、そして息子に会うためにテキサス州のパリを目指してひたすら歩き続ける主人公。
その彼を演じたハリー・ディーン・スタントンの配役は彼以外は考えられないほど完璧。

余計な演出はなく、淡々としている作風がこの映画には一番マッチしています。
切なさが胸に染み、味わい深く、長い映画だけどどこかでまた見たくなるような一作。
zak

zakの感想・評価

3.6
会社の昼休みは決まってNHKのTV番組が流れているんですけど、そこで毎週木曜日に『サラメシ』という番組をやってるんですよ。(働く大人のお昼ゴハンに密着するやつです。)

たまたまある日の放送で、ミニシアターの女性支配人に密着した回がありまして、興味深く観ていたんですけど、その時に1番好きな映画として紹介されていたのが、今作『パリ、テキサス』だったのです。

なので、ミニシアターの支配人オススメなら、これはきっと面白いハズ!と思い、なおかつロードムービーも大好物なので観てみました。

うん。
序盤はかなり退屈でした…何故なら勝手にジャケットの美女が主人公だと思い込んでいたので、(実際は下の方に写っている髭面のおっさんが主人公)ジャケット詐欺やん?!ってなってました。(-。-;
とりあえず美女が出てくるまではと思い、頑張って観ていると後半からは凄く良かったです!(でもこの美女も今や50代後半か…とか夢のないこと思ってましたけどσ(^_^;))

特に父と子の絡みが良かったですね。息子くんがただただ可愛い!(でも今や彼も40代か…とか思ってましたけど 苦笑)

冗長に感じられるシーンもあったり、兄夫婦の事を思うと忍びなかったりするのですが、それ以上にすこぶる印象的なシーンが多かったので、またいつか観たいです。
tama

tamaの感想・評価

3.4
はじめてのロードムービー(多分)

息子の学校に迎えにいって
道を挟んでおんなじ動作するシーンがすき。

あと、元妻との電話越しのシーンも
あのピンクのニットめっちゃ可愛い。
2人とも子どもを置いて出ていくのって
どうなの?とは思ったけど

8ミリの回想のシーン切なかった
主人公トラヴィスが妻と息子に再開するため旅をするロードムービー

息子のハンターがターミネーター2のエドワード・ファーロングの小さい頃みたいで美少年だった。

ストーリーは淡々と進むんだけど、シーン
1つ1つの間や映像が美しかった。
ハンターと再会して親子の距離が縮まっていく描写も良かった。

食卓のシーンでトラヴィスとハンターが同じ癖が出てしまうシーンとかも微笑ましい(*´-`)
フォレストガンプのフォレスト親子が同じ癖出ちゃうシーンを思い出したw

トラヴィスの行動を理解する事が出来なかったけど、
歳をとってまた観直したら理解できるようになるのかな。
ミチ

ミチの感想・評価

4.5
4年間ひとりだった、男と女と少年のお話。


赤いキャップに黒いスーツ。

何かに追われるように、何かを追いかけるように、歩き続けるひとりの男。

何も語らないのに、何も語らないから、彼がたくさんのものを抱えているのだと感じる。


導くのは、憂いを帯びたスライドギターの音色。

もうそれだけで世界は完成している。


言葉にしてしまえば、ありふれた男女の話かもしれない。

それでもこの作品が愛され続けているのは、映画が物語をなぞっていないからだろう。

描かれているのは、人々の感情のゆらぎ。

そこには正解も不正解もなくて、だからこそ美しい。


忘れられない思い出がフラッシュバックするかのように、鮮明に蘇る数々のシーン。

映画を観た、というよりも、誰かの人生が自分の中に入り込んでしまったような感覚。

この作品をスクリーンで観られたことを、本当に幸せに思う。