パリ、テキサスの作品情報・感想・評価 - 4ページ目

「パリ、テキサス」に投稿された感想・評価

えび

えびの感想・評価

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音楽が最高すぎる。
なにこのスライドギター?!と思って調べたら調べるまでもなく、ライ・クーダー御大でした。


さて。
テキサスの青い空、だだっぴろい地上、かさかさ乾いた感じが観ていてよく伝わるし、絶妙に音楽がマッチ。

よくわからんロードムービー?と思っていたけど、少しずつトラヴィスの過去が明らかになることと、少しずつ離れていた息子のハンターと距離を縮めていく様子が愛おしくて目が離せなかった。
2時間オーバーだけど、あっという間。

トラヴィスがジェーンとハンターを残して去っていくのは、なんだか『マンチェスター・バイ・ザ・シー』みたいだった。

ナターシャ・キンスキー美しすぎる。マーゴ・ロビーに似ているね。
デジタル・リマスター版だったのか定かではないのだけど、映像がやたら綺麗で音も違和感なく入っていたので最近の映画かと思ったけど84年だったのか。

どうでもよいことかもしれないけど、タクシー・ドライバーのトラヴィス、パリ、テキサスのトラヴィス、どちらも不眠だ。

このレビューはネタバレを含みます

私の家は両親はいる家だったけど、そうではない違った家族の形だからというだけで、愛してない、愛されてない、悪い親、ということではない、みたいな。この映画に救われる人いそうなやつ。

主人公の夫婦は、うまく子どもを育てられない親だったけど、それを悪として否定する感じは一切なく、映画を見終わる頃には、彼らに共感をできるように作られている。例えば、物語の前半だと、主人公より里親に感情移入しやすくなっている反面、映画が終わる頃には、愛ゆえに再び妻子との別れることを選択する主人公に、感情移入できる展開になっている。

こういう親子映画、ひたすらに寂しがり、泣きじゃくる子役で観客のもらい泣き誘いがちだけど、この映画では、そういう子供のステレオタイプが演じられることは一切なくて、むしろ、大人の事情に対する適応力が高いところとか、とても現実的だった。

多分この映画のあとにギフテッドみたら、ハリウッドで早速成功を収めたセレブの子役としか見れなかったかも。嘘、言い過ぎた。

乾燥地帯の雰囲気で主人公が大胆な行動をとるときは、ゆったりとしたスライドギターで、室内とかで繊細な心情のときはガットギターが流れてたりみたいな演出が、押し付けがましくなくて、上品だった。

主人公の妻子への愛や、弟の主人公に対する理解、寛容さに対して共感できなかった人だと、弟のクレジットカードで失恋追いかけてる主人公にイライラするだけの2時間になっちゃうかも。
なおこ

なおこの感想・評価

3.7
こんな恋愛したことないけど、すごく感情移入できる。ゆっくり、淡々と進んでいくストーリーの中で、登場人物の心理描写が丁寧に描かれているところが良かった。
行き着く先がこんなんなら人を愛するなんてクソみたい。
でも決断して笑えたのはすごい。だからもう誰かと一緒にいたいなんて思うな。


でもなーゆらゆら揺れる。ギターと空と光にズッキュン
デヤッ

デヤッの感想・評価

2.5
主人公が身勝手すぎて、弟夫妻が気の毒。広大で乾いた風景に、音楽がマッチして良かったけど、ととにかく主人公は最悪だった。
未成年に手を出したロクでもないオッサンの話。主人公は無責任なクソだが、映画はいい。音楽も構図も最高。ロードムーヴィーなので前半と後半で二回旅が出てくる。テキサスからロスへの道中はとにかく風景が美しく、主人公の空っぽの内面とリンクして心にしみる。ロスで息子と再会した主人公は、徐々に人間味を取り戻し、息子との絆を深めていく。そして今度は息子を連れて妻のいるヒューストンへ向かう。
妻を見つけ、クラブのマジックミラー越しに会話するシーンが最高に面白い。主人公からは妻が見えているが、妻からは主人公が見えない。ゆえに妻は正面からのバストショット(小津っぽい)で映し、主人公は左から横顔を映す。向かい合って話してるのに、見る見られるの関係は非対称だから、切り返しショットも非対称になっている。2度目はさらに変で、妻は主人公を見ているのに、主人公は妻に背を向けて話しはじめる。辛い告白だから妻を見れなかったのか?あるいは、妻には自分が見えないという不平等な状態で話したくないという、主人公なりの誠実さかもしれない。いずれにせよ、マジックミラー越しだからできる離れ業という感じ。そして妻が相手の正体に気づき、見る見られるの関係が対等になった時、二人の顔がミラーの上で重なる。そこから向かい合わせで会話が続き、今度は先ほどの主人公を模倣するように、妻が反対側を向いて過去を告白しはじめる。「ずっとあなたと話してたのよ」……
母子を引き合わせて消えてしまう主人公はやはりどうかと思うが、彼は彼なりに己の責任を果たしたのかもしれない。子供を取られた弟夫婦はかわいそうだね。
inomakaz

inomakazの感想・評価

4.3
*思い出*
愛を求めて、愛から逃げて、男はたださすらうのみ……
ヴェンダースの中で、一番好き。
kapo

kapoの感想・評価

4.0
さいこう。
サスライムービー。

鮮やかな色彩に、
計算された構図、
言葉と心の交わし方、
音の使い方などなど、
すごく映画的で好き。

登場人物の描き方が美しくて、
不器用ですれ違いがあれど、
皆がピュアで優しい。
大人しくもグッと来る
演出があって、
深いところから
こみ上げるモノがあった。

家族、親子、夫婦、
生きてたら避けては通れない
これらの人間関係と愛、
心が緩解していく様子の
描き方が絶妙。

ギュッとしたくなる大人映画だった。

渋〜。

ナターシャキンスキーが美し過ぎて、
唇に終始見とれてた。
ため息。
Ashiko

Ashikoの感想・評価

4.9
こういうカメラワーク?好き。

靴がたくさん並べてある切り取り方とか、ハイウェイの看板とか可愛すぎる。

背中ガッツリあいたショッキングピンクのニットで出て来た時はこれは反則!って思った

話しは長いしビミョー
kiko

kikoの感想・評価

3.4
子供がいい子❢ ナスターシャキンスキーの輝くばかりの美しさ❢ この2点かな。トラヴィスには感情移入は出来ず。弟さんは本当にご苦労さまでしたと言いたい。