耐震ポール

やかまし村の子どもたちの耐震ポールのレビュー・感想・評価

やかまし村の子どもたち(1986年製作の映画)
4.0
あまりに直球すぎて、最初の方はずっとこの子供らの誰かが死ぬんじゃないかとか、靴屋のおっさんが大暴れしだすんじゃないかと思ってずっとハラハラしてた。後半は後半で、舞台が『ミッドサマー』っぽくなっていってその方向で怖かった。

「生活」をなるべくならしたくないなと思っている。なぜなら反復作業だし、死ぬまで永遠に続くから。つまらなすぎる。

この作品の人々は基本的にずっと「生活」
している。反復作業の連続で人生を営んでいる。その作業に本格的には参加しない子供らも、劇中では何度も同じ行為を反復している。

そのようなつまらない「生活」をしているはずなのに、彼、彼女らを観ていると、言葉にしづらい「幸福」というものはここにあるのではないかと思ってしまう。

結婚相手の夢を見れなかったことを友達に報告するが、まぁ、私はあいつと結婚するんだけどねってなるシーンが良かった。

追記:『阿修羅ガール』読み返したけど、おい!!!!!!!
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