スウェーデンの豊かな自然に囲まれた、わずか3軒の家しかない“やかまし村”に住む6人の子供たち。そんな彼らの夏休み中の日常を美しい自然をバックに綴った作品で、ユーモラスなエピソードを温かいタッチで描いたノスタルジックで人情味溢れるドラマ。
特に大きな事件が起きるなどなく、終始ほのぼのした雰囲気のまま進んでいく。メインとなる子供たちだけでなく、偏屈なジジイも良い味を出しており、全編にわたって癒しに溢れた作品だった。
なかでも少女二人が買い物に行くエピソードは微笑ましいだけでなく、爆笑モノでコントさながら。『はじめてのおつかい』を見ているような感覚でも楽しませてもらった。
1986年の作品だが、舞台がスウェーデンということもあり絵本を見ているような感じなので令和のいま見ても何の問題もなく視聴できる。