このレビューはネタバレを含みます
藤沢作品の寡黙な剣の達人はやっぱりいい。
豊川悦司は「Love Letter」で初めて認識したので「なんだこのチャラいお兄さんは(イケメンって訳でもないし…)。」と思ってた。当時子供だったのでトヨエツの魅力が分かんなかったのもある。でもこの映画では渋くてかっこよかった〜。最期はセリフはないけど「怨みはらさでおくべきかーーー!」ってアテレコしたくなるくらい迫真。でも結局無能な殿様が生き残ってしまってやりきれない。
妻の姪と恋愛関係になるのはちょっと嫌悪感があって純愛に見えなかったので仄めかすぐらいがちょうど良かったな。
これも嫌いじゃないけど「鬼の爪」の方が好き。