このレビューはネタバレを含みます
リー・トンプソンが見たかった。ロレイン・ベインズが見たかった。ただそれだけだった、はずだった。
ニヤニヤしてしまう、モテない男のぶっ飛んだ発想。なんだあのデート、プロポーズでもすんのかよw 学費一年分のピアスをファーストデートで、、この童貞めw
ニヤニヤしつつもさて、どんな結末を迎えるのか興味深々で見ていたんだけど、最後にパーティにあのギャングたちがくるのはわかるじゃん? あの人たちしか事態を収集できないからね。ガチバトルで終わった方がカッコいいけど、あれもひとつの決着かもしれん。うーん。そうかもしれん。
それよりもあの結末よ! なんだよあれ! 今になって大事な人に気づくとかおかしくない? 手も握ったことのない童貞ならあのガレージのキスでもう「あれ、この子好きかも」と傾くんじゃないの?
しかもですよ、マドンナ、リー。たしかに面の皮で彼をデートに誘ったんだろうけど、「やっぱこいつじゃーねーわ」と思ったのか? いやあ、いやあ、キスしといて? 「わたしを真面目に愛してくれる人はいないんだわ」と怒りそうなものじゃない? なんかおかしくない?
対して幼なじみの彼女はカッコ良かったよ。男泣きだよ。黙って去っていく後ろ姿がいじらしくて、たしかにこういうのも青春なんだよねーと思ったよ。でもピアス? 受け取るの!? 男は童貞だからしゃーない。ダイヤはダイヤじゃん、と思ってもまあ童貞だししゃーない。無神経でも童貞だからしゃーない。
女の子! 受け取るな! それはお前のために買ったものじゃないんだぞ? しかも試着済みだぞ?
ラストのどんでん返しとはよく聞く言葉だが、これは、、これは、、あー!!と叫びたくなるような、今までのニヤニヤがどんでん返しされた感。
いや、あれはおかしい。いや、おかしい。