塚本

恋しくての塚本のレビュー・感想・評価

恋しくて(1987年製作の映画)
3.8
エルヴィス・プレスリーのCan't Help Falling In LoveのカバーはUB40やコリー・ハートが有名ですが、1987年に制作された「恋しくて」のエンディングにかかる同曲のカバー曲が何と言ってもいちばん好きなのです。
映画はジョン・ヒューズの盟友、ハワード・ドウッチ。
先日、「ブレックファストクラブ」について書きましたが、この作品もスクールカーストという不条理なテーマを内包しつつも、実に軽快で楽しい、そして抱きしめたくなるほど愛らしいボーイ・ミーツ・ガールものの傑作であります。
この頃のメアリー・スチュアート・マスターソンは誰よりもキュートだったと思います。


件のCan't Help Falling In LoveはLICK THE TINSというUKのインディーズで主にプレスリーの曲をカバーすることで注目を集めていたバンドらしいです。俺的にはJITTERIN'JINNにサウンドが似てるなぁ、と思ったりします。
しかしインディーズ止まりでメジャーでのヒットは叶わず、『BLIND MAN ON A FLYING HORSE』というアルバムを一枚出してその後解散してしまいました。Can't Help Falling In Loveはこのアルバムに収録されているそうです。
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