ぞら

恋しくてのぞらのネタバレレビュー・内容・結末

恋しくて(1987年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

うーーーーーん…




ムカつく上級生を主人公が殴りもせず黙らせるだけでなく、自分をからかってた不良がダチになり助けに駆けつけてくれ、おまけに幼馴染みの想いに気付いたアマンダが2人の恋路を応援してくれる

こうなればいいなと全てが望んだ結末なのだが、男の方に感情移入できなかったからだろうか?
感動がない

幼馴染とアマンダの心情が丁寧で共感出来ただけに、主人公の心が唐突だったのが残念

恋焦がれたアマンダとのキスでうっとり…
ではなく、幼馴染と違い戸惑う様な表情か回想が入れば良かった
あとお互い利用しておあいこねのくだりはキスの後の方がいいのでは?
⭐️主人公が「君は僕を利用した」と言い出すのではなく、心を尽くしたデートにプレゼント
アマンダはボーイフレンドの形だけの贈り物とは違うプレゼントに、思わず喜びで主人公にキスをする
主人公は嬉しいものの、幼馴染としたときとは違う感覚に戸惑っているとアマンダが涙を流していることに気づく
アマンダは主人公のまっすぐな想いに、今までの自分の現状を甘んじていたことが恥ずかしいと話す
主人公を利用していたとも…
そこで主人公は貧しい暮らしやはみ出しものの現状から周りを見返す為に、自分の方こそアマンダを利用していたんだと気づく
そしてそれをアマンダに謝る
「変わらなきゃ」と主人公はパーティーへ出る決意を固める
⭐️
だと良かったかなぁ


不良との関係が趣味の共通で改善するのはいいと思うが
「俺とお前は友達だ」と口頭でのシーンしかない為、デートに協力してくれたり助けに来るまでの関係なのか?と疑問に
不良全員との打ち解けがないと、助けに来たのはピンとこない

ご都合主義は嫌いじゃないが、主人公が主人公してないというか…
主人公以外のキャラクターが全員心情に変化があるだけに、物足りなかった

幼馴染とのキスシーンは美しかった
ぞら

ぞら