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パーフェクト ワールドのqpのレビュー・感想・評価

パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)
2.5
 脱獄したブッチと相棒のへインズはある一家に押し入り、8歳の少年フィリップを人質にとります。へインズがフィリップに危害を加えようとしたため、ブッチはへインズを射殺し2人で警察と犯罪心理学者から逃走をしていき、というお話です。

 あくまでもブッチは犯罪者の脱獄犯であり、殺人も犯しています。正当な理由があっても、殺人、あるいは脅し、盗みをすべきではありません。8歳の時にブッチのような人に会っていたら、優しいし、非日常的で惹かれてしまったかもしれないので、フィリップの行動はブッチが悪党でも理解できます。

 作中だとあまりにも警察がお粗末で残念でした。捕まえる機会は何回もあったと思います。犯罪心理学者の役割も最終的にはいらなかったのではと思いました。

 ブッチの子供を守る行動は異常です。フィリップに対する思いもよく分かり、その間に不思議な友情が生まれたのは分かります。ただ、その2人の家庭環境をもっと描いてほしかったのが本音です。中途半端なアクションや殺人シーンはいらなかったなと感じました。
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