ヤムチャン

パーフェクト ワールドのヤムチャンのレビュー・感想・評価

パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)
5.0
生涯ベストムービーの一本。
ブッチという男の生き様、子役フィリップの無垢さと心を許していく成長過程。
クリントイーストウッドはいつも相対的な正義を表現しており、あまり認めたくないことに対して時に厳しくヒリヒリさせる。
この映画にはいろんな形の友情というものが詰まっており、いつ観ても目頭が熱くなる。
見る視点によってはタイトルの『パーフェクトワールド』が浮かび上がるのかな。
最後に母親に保護され手を引かれながら、柵で引っ掛けたコスチュームの穴からハラハラとお札がこぼれ落ちるシーンは冒頭に繋がる小憎らしい演出。