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パーフェクト ワールドのfumikaのレビュー・感想・評価

パーフェクト ワールド(1993年製作の映画)
3.5
刑務所を脱走したブッチと相棒は、フィリップという8歳の少年を人質にとって逃避行をつづけていた
だが相棒が少年にいたずらしようとした為ブッチは彼を射殺してしまう
2人になったブッチとフィリップは絆を育みながら逃避行を続けるのだった…


ブッチが撃たれた後に警官の1人が発した「ここからは銃にしか見えなかった」ってのは結構肝なワードじゃないかな

人って交流したり近くで接しないとまずどんな人かは判らない訳で(もちろん接しても判らない人は判らないけど ^_^ )、つまり行動=本音とは限らないし、誘拐・殺人犯と拉致された子供の話ではあるけどどうしても心の弱さを見せられると悪って決めちゃうのは中々難しいよなぁという感じ


そんな中、ブッチとフィリップとの間に芽生える友情や家族愛にも似た感情の確かな変化に安堵を覚えていくのです
まさに救われる思い



カラッとした空の青さと2人の影が青春しているなと感じられる
彼らにとってのパーフェクトワールドはお互いなんじゃないかな
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