パーフェクト ワールドのネタバレレビュー・内容・結末

「パーフェクト ワールド」に投稿されたネタバレ・内容・結末

パーフェクトワールドって何を示しているんだろう。
人質の少年の心が読みづらかった。どうして犯人についていくのか、どうして撃ってしまったのか、どうして最後は悲しそうにしているのか・・。
スペースカウボーイを見て、クリント・イーストウッドの映画を今まで見たことがあまり無かったことに気が付き、攻めてみることにして手にとった1本目。大正解でした。

特にSNSが普及した昨今、正論論破叩き、正論論破叩きで正直うんざりすることがありますが、かと言って正論が悪かったり間違っているわけでは全然なく、脱獄犯が少年を誘拐して逃走し、道中強盗し、2名を殺しているわけですから、あの状況でポケットに手を回したブッチはいかにも銃を抜こうとしたように見えたろうし、撃ったFBIの狙撃手が咎められようもないのですが、
それでも、署長が殴ったのも「わかる」し、分析官が膝蹴り(あれは痛そう)入れたのも「わかる」わけです。

勧善懲悪では分けきる事ができない何かが人の心にあるから、ストックホルム症候群は起こり得たのだということを映画ならではの見せ方で描いています。

それにしても、冒頭お札が舞っていて、フィリップにブッチがお札を渡したとき、最悪の状況が頭をよぎったのですが、フィリップがおうちに帰れて良かったです。

フィリップは、アラスカを訪ねたのでしょうか。
ブッチを自分が撃ってしまったことをどう受け止めて生きていくのでしょうか。
そんなことを思いながら、切なくて刺さる作品に出会えました。文句なし!
なんで撃っちゃうんだよおおおおおお!!!

涙出た
2018/12/8 サタシネ
軽い気持ちで観始めましたが、観終わってちょっと落ち込みました。

ひとつ救いがあるとしたらケヴィンコスナーが死んだ直接の原因はFBIの一発だったってところでしょうか。あれがなくても死んでそうだけど、それだと子どもがケヴィンコスナーを殺した事になってしまうし。

どっちにしろ、パーフェクトな世界なんか無いんですが。
生還しててもまともな生き方できなそうだし。イーストウッド曰く「更生する奴も沢山いる」らしいので、本人の性質や環境の巡り合わせというか……救いがないな!!

ストーリー以外の面では、ケヴィンコスナーのアップに凄い迫力を感じました。2人が乗る車が古き良きアメリカのファミリーカーで、それも哀しくて良かった。
以前にも観たことがあるような気がした。

フィリップがブッチを善人と悪人のどちらと認識していいのか、終始迷い続けている感じがリアル。
まともな親のところに生まれていればブッチは普通の人生を歩めたのに……かつて彼のことを想って少年院に送った警部の最後の表情。やるせない。

フィリップはどんな大人に成長したんだろう。
理屈云々置いといて、いいもん観ました。最後撃ったやつぜってぇ殴れよ!って思ってたら本当に殴ってくれたので思わず拳を上げました。
アラスカに行くんだ


私には
とても辿りつけるようには
思えなくて、その言葉を聞くたびに
辛かったけど


楽しい旅だと思えたのなら
少しは救われるよ
同じような父親を持つ脱獄犯と人質にされる小さな男の子の旅。

本当の息子に接するようなブッチの表情、
フィリップがはじめてブッチの手を握りにいった場面に、ほっこり。

終盤の宿を貸してくれたおじいさんへの仕打ち。過去の自分と重ねて、子どもへ愛情もって接しないおじいさんへの怒りの感情から垣間見える顔が、やはり凶悪犯なのかと思わずにはいられなかった。

しかしブッチの愛溢れる最後のお別れのシーンは感動した。
男同士、きっとふたりにしかわからない
言葉にできない関係が、深かった。
脱獄犯と人質の少年が逃走しながらも信頼関係を築き上げていく物語。
いつのまにか、脱獄犯の逃走なのにそれを一生懸命応援する自分がいた。
フィリップの親と私の親が同じ宗教で、子供の頃は様々なものを禁じられていたのでフィリップの気持ちが痛い程解った。
始めは恐る恐るだったけど、ブッチとの逃走をフィリップは本気で楽しんでいたと思う。
最後は悲劇的だったけど、フィリップの母親が宗教に縛られない生き方を望むばかり。

2011.12.30鑑賞
境遇というものはその人の人生観を、大きく左右する。
ブッチの生い立ちや環境が違っていたらきっと違う人生になっていたんだろうなと思う。
フィリップが自分が本当はやってみたいことをブッチが体験させてくれて、後半はお父さんみたいに見えた*
結末が悲しい。。
あたたかい映画でした。
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