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港々に女ありのsonozyのレビュー・感想・評価

港々に女あり(1928年製作の映画)
3.5
ルイーズ・ブルックス見たさに。1928年ハワード・ホークスによるサイレント。

船乗りのスパイク(ヴィクター・マクラグレン)は、オランダ、リオ・デ・ジャネイロ...世界の寄港先に馴染みの女がいるモテ男で、下船すると手帳で女の住所を確認して再訪するが、結婚して子供が3人もいたり、別の男がいたり..と冴えない様子。

新たな女を誘っても、別の船乗りとの思い出的に「ハートと錨」のマークのブレスレットなどを身につけた女ばかり。
パナマの酒場で女を巡って喧嘩になった男と共に牢に入れられたスパイク。その男ビル(ロバート・アームストロング)は「ハートと錨」の指輪をしている船乗りで、スパイクが出会った女たちを虜にしていた奴だった。

スパイクとビルは喧嘩しつつ、相棒となり、同じ舟で世界を回るようになる。
マルセイユに着き、歯痛のビルを置いて下船したスパイクは、大道芸で軽業をしている美しい女ゴディヴァ(ルイーズ・ブルックス)を見て夢中になる。
彼女と暮らすことを決めたスパイクは船乗りをやめ、ビルにゴディヴァを紹介するが...彼女もビルの昔の女だった。。

スパイクに気づかれないよう振る舞うビルを困らせるようにいちゃつくゴディヴァの小悪魔ぶり。
スパイクとゴディヴァは結ばれるのか?・・

派手な喧嘩シーンなどコメディテイストと哀愁織り交ぜた、スパイクとビルの男の友情物語でした。
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