ナツミオ

地上より永遠にのナツミオのレビュー・感想・評価

地上より永遠に(1953年製作の映画)
3.8
WOWOW録画鑑賞
アカデミー賞特集
邦題「地上(ここ)より永遠(とわ)に」
まず邦題が秀逸ですね‼️

1953年アメリカ作品・白黒
1941年夏のハワイ・オアフ島の米陸軍基地を舞台に、軍隊内の腐敗(イジメ、しごき、贔屓)、上官夫人との不倫、営倉内のリンチ、脱走、無許可離隊など、これでもかというぐらいに描かれる。

映画ポスターは超有名な、バート・ランカスター演じるウォーデン曹長とデボラ・カー演じる、上官のホームズ大尉の妻カレンとの波打ち際でのラブシーン。
主役モンゴメリー・クリフトのプルーイットは元ボクサーながら、隊内のボクシング部への誘いを固辞し、軍曹連中から嫌がらせ、イジメを受け続ける。
彼の唯一の親友アンジェロ・マジオをフランク・シナトラが熱演。
あのスターが意外に小柄なのはびっくり‼️
脇役も多彩で、アーネスト・ボーグナインがマジオを半殺しの上、死なせる重営倉の軍曹役、コンバットでゲスト・スターで良く出てくるクロード・エイキンスがプルーイットをいびる軍曹達の一人で出演などスターが多く出ている。

主役のクリフトよりウォーデン曹長役バート・ランカスターのクールな役柄が印象に残る。

色々なエピソードの後、遂に1941年12月7日の朝、日本海軍による真珠湾攻撃が始まる・・・

かなり昔の作品ながら、盛りだくさんな内容の作品で楽しめました。

AFI(アメリカ・フィルム・インスティチュート)選出の「アメリカ映画ベスト100」(1998)の52位に選出。

AFI情熱的な映画ベスト100(2002)の第20位に選出
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