『キングスマン』のマシュー・ヴォーン監督のもう一つの代表作。彼らしいえぐい出血描写とコメディ性が光る。テーマはなんだろう。アンチヒーローではなくてオマージュヒーロー？なんの超パワーも財力も持たない普通のオタク主人公がアメコミヒーローに憧れて、憧れだけでマスクをかぶるという成り立ちは新しい。その影響でバットマンらの小ネタが多い。
結局かわいいヒロインと愛し合って自分にとって大切なものができたって展開なら普通のスーパーヒーロー映画と変わらなくて残念。珍しめの設定なんだからせっかくなら独自の路線を貫いてほしかった。最後のアジトでの戦いはカッコよかったけどそれ以外は特に見どころらしい見どころはなかった印象。
ヒット・ガール役のクロエ・グレース・モレッツがかわいい。そしてマーク・ストロングは毎度ロクな死に方をしない(笑)
