TOMMY

キック・アスのTOMMYのレビュー・感想・評価

キック・アス(2010年製作の映画)
3.9
アメコミ好きの高校生デイヴは、ヒーローへの憧れが高じて自らインターネットでコスチュームを手に入れ、勧善懲悪のヒーロー“キック・アス”として街に繰り出す。活動の様子が動画サイトにアップされると一躍有名になるキック・アスの活躍が面白くないギャングのボスは、彼の抹殺へと乗り出した。そんな時に彼を助けたのは、街を暗躍する本物のヒーロー、ヒットガールだった──。

「 さあ腐れオ××コ共、あんたらの実力を見せてみな 」

観返したのでレビュー。軽いノリとスタイリッシュアクション、そしてその雰囲気にそぐわぬグロさに既視感を覚えてみれば「キングスマン」の監督だと知って納得したのはかなり前のことだが、私はこの監督とかなり相性良いらしい。ギャグや描き方が好きだ。アメコミの実写版であり、クロエ・モレッツを一躍スターにさせた作品でもある。

「 ショーは終わりよ、クソ豚共 」

原作のコミックがどんなものか知らないが、デッドプールも真っ青になるほどのヒットガールの口の悪さ(笑)まだ幼かったクロエにこんな台詞を言わせたり人を殺させたり殴られたりなどギリギリすぎるラインを攻めるその姿勢に脱帽。ほとんどをクロエ自身が行っているという大迫力のアクションもさることながら、時おり挟まれるギャグもシュールで面白い。そして結構グロめなはずのアクションシーンに残虐さを全く感じさせなくなってしまうノリノリな音楽もまた、キングスマンの威風堂々を彷彿とさせる。デイヴ役の役者もヒーローに憧れるオタクを上手く演じていて、そんな彼が少しずつ本物のヒーローに近づいていく経過をきちんと描いている。この作品にリアリティを求めて批評する人はまさか居ないと思うので、終始飽きずに楽しめるアクションムービーとしてはかなり良質。強くて可愛らしい女の子の活躍を是非とも観て欲しい。