イチロヲ

シュヴァルツェヴァルト氏とエドガル氏の最後のトリックのイチロヲのレビュー・感想・評価

3.8
舞台に立った二人のマジシャンが、自分の持ち味を活かしたマジックを交互に披露していく。

シュールレアリズムの王様ヤン・シュヴァンクマイエルによる短編作品。人形劇を専門にしていた彼が単独で製作した、自身にとって初の映像作品でもある。

処女作ながら、すでに持ち前の奇想が大爆発している。凡人には到底思いつかないようなアートワークの中で、変なカットワークと変な効果音の波状攻撃に見舞われる。端的にいうと、映像ドラッグというやつ。

エキセントリック、ビザール、ストレンジ…そんな言葉が脳裏に次々と現れる、奇妙な世界。新しい刺激に飢えている人は迷わず観るべし、観れば分かるさ。(いや、分からないかも)