竜平

ペイチェック 消された記憶の竜平のレビュー・感想・評価

3.0
ある期間仕事を請け負い、報酬と引き換えにその間の記憶を消されるという企業スパイ的な男に降りかかる事件。SF的サスペンスアクション映画。

『マイノリティ・リポート』や『NEXT』などのフィリップ・K・ディック原作、ということで今作も時間を絡めたストーリー。「未来を読む」的な、こーゆー話の流れに問答無用でワクワクしちゃう人とは無条件で友達になれそう、ってのはこっちの話ね。登場する謎の「19個のガラクタ」の使い道とか非常に楽しいなと。そこになんともジョン・ウー作品っぽいアクション要素が掛かる。これ見よがしに出てくるハト。展開としてはワクワクするものの、オチや全体像としてはもう一捻りほしいなというのが今見ての感想。改めて見て思うのはまぁどうってことない内容、ってのは初見の時よりも自分自身SFやタイムリープ的な物語への慣れがあるからかな恐らく。ベン・アフレックって今でこそ硬派な俳優のイメージがあるけど、いろんな映画出てたよねーなんて。彼の過去作をもっと見たくなった次第。ポール・ジアマッティは安定のバイプレイヤーっぷり。そんで、らしさ満点のユマ・サーマン。

未来を見てしまったらそれはもう未来じゃない、的な言葉を聞いて「確かにな」と思ったり。この手の話を肴に酒を飲むと延々といけちゃうよね、もう話が脱線する気しかしないからレビューを終えようそうしよう。
竜平

竜平