人間イエスという解釈。
預言者イエスが磔になるまでを描くのかと思って「最後の誘惑」ってタイトル、なんなんだろう?と、ずーっと引っかかってた。
が、ラスト30分くらいでなるほど。
あれはイエスの願望だろうか。
こういう解釈、ぜんぜんありだと思うけど、公開当時はキリスト教団体からいろいろ抗議をうけ、ひともんちゃくあったみたい。
まあ、信者からすれば、この内容は確かに邪道なものなのかもしれない。
でも、太古の人物の物語、いくらでもフィクションがあってもおかしくない。想像して物語を構築するのも悪くない。
イエスだって人間だったんだって想像するのも面白い。
宗教を題材にした映画ってなにかとセンシティブになりがちだけど、それでもこうやって新たな解釈とか映画化してくれるとキリスト教にそこまで思い入れの無い私からするととても興味深い。
メルギブソン監督の「パッション」とセットで見てみるのもいいかもね。(こちらも物議を醸した映画)これまた良くも悪くもものすごーく生々しいけど。
イエスを演じたウェレムデフォー、若いなー!あと、デヴィットボウイが出てたみたいなんだけど、全く気づかなかった。どこに出てたんだ?????