長男「『汚れなき悪戯』って知ってる?古い白黒のスペイン映画」
え?知らない
長男「今日音楽の授業で観たんだよね」
小学校の音楽の時間に…映画?
長男「そう。マルセリーノの歌ってのをみんなで歌った」
ふうん。どんな歌?
長男「マル~セリ~ノ~♪なんとかかんとか~♪
そこから先の歌詞は忘れたんだよね」
( ゚Д゚)
(ほとんど忘れてるじゃん…)
で、どんな話?
長男「両親が死んじゃったマルセリーノっていう赤ちゃんが教会に拾われて、ラストは…」
ちょっと待った!!!いきなりラストはないだろう。話し下手か!?せめてどんな汚れのない悪戯をしたのかを教えてよ。
長男「いたずらの部分は飛ばして観てたからよく分かんないんだよね。音楽の授業で歌がメインだから」
なるほどそうか
というやり取りがこないだありまして、歌と悪戯が気になったので観てみることに。
泣いた
泣くってこれ
うちにもマルセリーノくらいの男の子がいるからかな。むさくるしい12人の修道僧が不器用ながらも一生懸命育ててくれるんだけど、マルセリーノがみんなに愛されてるのが伝わってくる。父の愛なら12人分もあるけれど、母の愛を知らずに育つマルセリーノ。
このマルセリーノが天真爛漫、愛らしくてね。汚れなき悪戯に微笑み死にしそうになる。
パンとワインのマルセリーノ
なんだこの話は
地味だけどグッときてしまう
それにマルセリーノの歌。微笑ましくて泣ける。あれ?なんだか涙もろくなってる?歳かな…。
奇蹟のような日々は哀しくもあり優しくもある。いい映画ってグッとくるよね。これもそんな映画でした。