バッタに搾取されるアリたち。
このままでは奪われ続ける毎日だ。
主人公フリックはバッタに対抗できる用心棒を探しに行く…というお話。
この大まかなプロットはそれこそ『七人の侍』など大昔からあるものだけど、別の種族に助けを求めるという発想が斬新だなあ。
アリ対バッタという単純な隷属関係の打破を目指す物語ではなく、ナナフシやイモムシ、テントウムシなどの力を借りて、それぞれの信頼を築く物語になっている。
もちろん、ずっとアリとバッタばかりじゃ飽きてしまうから というのも一つの理由だと思うけど、種族だったり肩書きだったり…そういう“枠”に囚われず、“枠”そのものを打破していく物語に見事にマッチしている。
そして恐らく一番最古のアニメNG集！
トイストーリーに関しては「あぁ、演技だったのかあ」と思って、大好きだけどちょっと複雑な気持ちになる。
でも『バグズライフ』のNG集は大好き。
酷い最期を迎えたあのキャラの救済になっているから。
これこそ、
アニメ映画という枠の外での救済だ。
