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コンチネンタルのchakoのレビュー・感想・評価

コンチネンタル(1934年製作の映画)
4.3
アステア様&ジンジャー・ロジャースコンビが贈るミュージカルコメディ♪

元々はアステア様自身が主演していたブロードウェイミュージカルを映画化した作品なのですが、前回出演した映画「空中レヴュー時代」が脇役ながらも好評だったことから製作されたのだとか。
それまで脇役だったアステア様がついに初主演、そして役柄が有名なダンサーということからアステア様の華麗なダンスを存分に楽しめる作品となっています。

内容はというと、空港で一目惚れした女性を捜し回り、やっと再会出来た彼女相手にカーチェイスを繰り広げたり・・・
って、これじゃあ現在で言うストーカーだよ、アステア様(๑°ㅁ°๑)‼
でもアステア様が踊ればそんなことはどうだっていいんです!

おそらく本作の最大の見せ場は、終盤での大人数のダンサー達による17分にも及ぶ「The Continental」のミュージカルシーンなのですが、私個人的に好きなのはコール・ポーターの名曲「Night And Day」でのミュージカルシーン。

海のリゾート地をバックにアステア様とジンジャーが踊る姿は、本当に優雅で美しくてため息もの。美しいドレスとジュエリー、それらを身に纏う眩いばかりのジンジャーの美しさがモノクロの世界で一際輝いています。
ジンジャーは初対面の時に恥ずかしい一面を見られてしまった事やある事情を抱えている事から、アステア様を避け続けるのだけれど、それにもめげずに去ろうとする彼女をあれやこれやと口説くアステア様がもう美しすぎて・・・で、いざ彼女に部屋に誘われるとあたふたしてしまうところとか、もうなんでそんなに可愛いの!
ツルツルなおでこがいつにも増して輝いて見えるよ、アステア様!!

主演のお二人の美しさはもちろんのこと、当時まだ17歳のベティ・グレイブルがとてもチャーミング。
「Let's K-nock K-nees」という曲で、
♪お膝コツコツしたいなぁぁ〜♪
なんて歌いながら、猫のように男性に擦り寄る姿なんてもう可愛すぎて何やら良からぬ事を考えてしまうわけですよ(笑)

原題「The Gay Divorcee(陽気な離婚)」とあるように終始陽気な雰囲気で、勘違いから始まるかけ違いも可笑しくて仕方なかった。
私の笑いのツボが昔っぽいのか、最近のコメディ作品よりも昔の作品のちょっとわざとらしくてやり過ぎな感じの方が好きなので、コメディ要素も◎
その他にも指人形や影絵を使った演出など、遊び心溢れる作品となっているのでミュージカル好きならきっと楽しめる作品かと思います。