イギリス・アメリカ・ソ連・フランスの4か国が分割して統治していた頃のウィーンの話。
おもしろかったです。
何せあの有名なツィターの音楽が、場面場面で流れるんですけど、あの曲調だから、怖い場面なんだか明るい場面なんだかわからない!
よってどっちが悪人なのかもわからない。
米国人の主人公ホリーにとっては、ドイツ語がわからないので現地の人々が何言ってるかわからない、字幕もないのでこっちもわからない。言葉がわからないって怖い!
マンホールから指が出てるショット忘れられん。
ただ
ネタバレするけど
↓↓
これは友情をとるか正義をとるか、って話だとわたしは思ったんだけど、その友人をオーソン・ウェルズが演じているのも相まって、悪人である友人の方に情がわくという構図になっているのでしょうが
わたしは個人的に闇の薬の売人が大嫌いなんで、ハリー・ライムにまったく同情できなかった。
そのためいつまでもハリーの味方をする女がかなり鬱陶しく、ホリーが友人を売ったことを怒り「あなたに人の非を責められる立場なの?」というセリフも、は??でした。
最後まで彼女を気遣おうとする主人公の肩を叩いてやりたい。あんな女早く忘れな。