Risa

第三の男のRisaのレビュー・感想・評価

第三の男(1949年製作の映画)
4.2
作家のホリーは親友ハリーから仕事の依頼を受け、ウィーンを訪れるが、到着すると既にハリーは事故で死んでしまっていた。
ホリーはハリーの知人らに事故現場の話を聞く中で、ハリーの死に居合わせた「第三の男」の存在を知る。一体「第三の男」は誰なのか…?


おもしろい!
不可解な友人の死を探るサスペンス…そしてその中に描かれる細かな人物構成。悪い男に惹かれてしまう女心。沢山の要素がグッと詰まっている。

モノクロだから出来る光と影を使った映像美、斬新なアングルでの撮り方、終盤の下水のシーンでの音の使い方…全てが技術的に素晴らしく、観ていて飽きない。

あとサスペンスには似合わないあの能天気な音楽。その組み合わせが最高に絶妙!
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