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第三の男のyayuyoのレビュー・感想・評価

第三の男(1949年製作の映画)
3.0
第二次世界大戦直後のウィーンを舞台に、親友の死の謎を追うサスペンス。

エビスビールのCMで有名な「ハリー・ライムのテーマ」、今作の曲だったんですね!
今回鑑賞して初めて知りました。
(余談ですが、この曲を聴くと、寝過ごしてよく恵比寿駅まで行っていた事を思い出します…笑)

今作で印象深いのは光と影のコントラスト。
この2つを効果的に使った魅せる画が次々と出てくる様は圧巻です。
オーソン・ウェルズの初登場シーンや下水道でのシークエンス、ラストの並木道などなど…
目を惹くシーンが多々あり、古い映画ですが見応えがあるものでした。

ただ、全体的にのんびりした雰囲気もあり(曲の力による所も大きい気がします)、今見るとちょっと間延びした様に感じる所も。

登場人物にはあまり共感できなかったんですが、オーソン・ウェルズやジョセフ・コットンらの演技、数々の工夫された演出には拍手。
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