第三の男の作品情報・感想・評価

「第三の男」に投稿された感想・評価

よいムード。
TOYOSU

TOYOSUの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

本当に素晴らしい映画だった。映画的演出の教科書みたいな映画。例えば銃声がしてどっちが倒れたかわからなくする演出とか、登場人物に危険が起きてカメラがよったりする演出、猫が男に懐く演出。シンプルで映像的な演出と美しい画面構成。ラストも好き。何より物証や言いくるめられてコロコロ立場を変えちゃう主人公も好き。すごく人間くさい。人間、見たものが全てだもん。
素晴らしい
第二次大戦後、四ヵ国の統治下にあるウィーン。
アメリカから作家のホリー・マーティンスが、親友のハリー・ライムに会いに来る。
彼のアパートでホリーは、ハリーが交通事故で亡くなったことを知る。
事故に居合わせたのはハリーの知人ばかり。食い違う目撃証言。
ホリーは管理人から、現場に正体不明の三番目の男がいたと知らされる。

真相究明と第三の男のミステリーで引っ張り、アントン・カラスのツィターの音色が暗さを和らげる。
映像も予定調和も、良い意味で斜構に行く。期待をズラされて吹き出してしまったり。
光と影、影の強調。猫、子供、風船の使い方。アンナ・シュミット、HLのパジャマ、回想など入れてこない。
一本の並木道、二人を映すあのラストには参った。
古い名作は、ネット等で初見殺しされてしまうのが辛い。
machan

machanの感想・評価

4.0
あー!この曲ね!
ビールが飲みたくなります。
映画の内容とちょっと合わないかもーと思ったりもしましたが、うんうん、この曲。

モノクロはいいですね。
影をうまく操った映像技術の効果はモノクロならではのものかと。
インパクトある台詞、音楽も活きているし、地下道の逃亡劇の緊迫感も凄い。
映画史に残ると言われるラストシーンの並木が美しく、そして切なかった。

「市民ケーン」に続けて観て良かった。
オーソン・ウェルズがいいですね。
薄

薄の感想・評価

3.0
オールタイムベストでもよく名が上がる作品なので教養として鑑賞。

サスペンスとしては今見るとあまり見所はない。気持ちはわからないではないが主人公がコロコロ意見を変える展開も大味な感じ。

とは言え演出面は流石で影の使い方や構図はカッコよく、有名らしい(知らなかったが)鳩時計の件やオーソンウェルズの最後の顔も印象に残る。何よりラストシーンが素晴らしい。構図、間の取り方、落ち葉、役者の演技と全てが完璧で散々オマージュされたりパクられた理由がよくわかった。これは真似したくなる。超えられないけど。
al

alの感想・評価

4.6
キャロル・リード監督、グレアム・グリーン脚本の代表作。

ウェルズとジョゼフ・コットンの共演。このコンビ好きだなぁ。顔も性格も全然違う雰囲気の2人の演技は観ていて楽しい。

暗がりの中からハリーが登場するあのシーンが今でも浮かんでくる。光と陰を巧みに用いてるのも面白いけど何よりウェルズの表情!
あの悪戯っぽくてどこか憎めない表情はウェルズにしか出せないのだろうな…。

終わり方も潔くて好き。
ひびと

ひびとの感想・評価

3.2
ラストシーンは忘れる事が出来ないはず。

格好良すぎ。
kanegon69

kanegon69の感想・評価

3.7
うーん、不思議な雰囲気のサスペンスだった。あのノンビリしたBGMが特に不思議!映像は白黒映画の中で、特に影をうまく撮影に使っていたような印象です。

ストーリーは、第3の男の謎を追いかけていくのですが、もう少し驚きの展開が欲しかった印象。でもこんな前に撮影されたサスペンスという意味では驚きです。

戦後間もないオーストリアの占領軍同士の混乱もうまく描かれています。
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