’20 10/26ジャケ写掲載していただきました。
ノーマン・フォスター監督による、【スパイ・サスペンス】。
第二次世界大戦下のトルコ。
政府との商談を終えて帰国予定だったアメリカの兵器製造会社
の技師、ハワード(ジョセフ・コットン)が、ナチス諜報員の
雇った暗殺者に命を狙われる…。
クレーンで窓から侵入。
身支度して弾を装填するキモデブ男(殺し屋)。
掛けたレコードの針飛び。
出掛ける。
↑
オーソンが演出したこのアヴァンタイトルの長回しが満点‼︎
ハワードのモノローグ(妻宛ての手紙)付きで進行する。
テンポが良い。
ハキ大佐(オーソン・ウェルズ)の手引きで列車で帰国する事
に、、
安全かと思いきや、、身を隠した敵もいる。
ハワードは、敵と味方の間に入り、駆け引きを実行。
下船後、一瞬の隙を突いて妻の待つホテル着。
上手く切り抜けたが、絶体絶命のクライマックスが待ち受けて
いた。
ホテルの外と中、、いつの間にかの豪雨。
↑
この対決シチュエーションが、先駆だとしたら貴重か。
ラストは、ハワードの途中だった妻への手紙のオチ。
アヴァンタイトルの不気味な導入から期待するも、船内密室
シチュエーションにしろ、全体的に淡白な仕上がりで、意外に
スリル不足だったのは肩透かし。
狙ったギャグ⁈も滑っていた⤵︎感。
船内の通路の撮影や長回し、
暗部のライティング(陰影)具合いは、評価。