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妻として女としてのhummingbirdのレビュー・感想・評価

妻として女として(1961年製作の映画)
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成瀬容赦なさ過ぎ。デコちゃんが気持ちのままに生きようとするのが好きだけど、行き過ぎてしまう。淡島さんの肝のすわり方は、この人なら他人の子を愛情を込めて育てられると思わせるけど、意地もあるんだろうな。
クライマックスはデコちゃんも淡島さんも鬼気迫る表情で、よくこんな役やったな。はっきりしないモリマには、劇場も失笑。

それにしても、成瀬作品では珍しく信頼できる男のことが多い?仲代が、肝心なところで「アフリカ出張です」と言い出したので、ドヒャーとなった。
そして二号さん軍団の迫力!

「没後50年 名匠・成瀬巳喜男 戦後名作選」@新文芸坐
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