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怪盗と判官のmakoのレビュー・感想・評価

怪盗と判官(1955年製作の映画)
4.0
没後50年特別企画「市川雷蔵祭」で上映。『眠狂四郎 勝負』の後に鑑賞。
初鑑賞。モノクロ。
1938年の「弥次喜多道中記」のリメイクで、市川雷蔵が遠山の金さんを、勝新太郎が鼠小僧次郎吉をそれぞれ演じた。

冒頭、鼠小僧が屋根の上を逃げ回るシーンから始まります。
ある料亭で遠山金四郎と鼠小僧は出会うが金四郎はひょっとこのお面、鼠小僧は頬っ被りしていたのでお互い顔を知らず。
その後、2人は箱根山中の茶屋で偶然一緒になる。その時、五十三次を旅する弥次郎兵衛(堺駿ニ)と喜多八(益田キートン)の笠を2人は取り違えたことから、宿でひとつの部屋に通されてしまった。意気投合した二人は、そのまま一緒に旅をすることに。

軽めの時代劇でコメディ要素もあり面白かったです♪
お互い正体を知らず、名前を名乗らず、弥次さん喜多さんの通り名で一緒に旅をする。ロードムービーものでもありました😊

財布を掏られて旅一座にお世話になったり、旅一座の危機を救ったりと人情ドラマもありました。
終盤、お互いの正体が知れ切なくなる場面がありますがラストは明るく終わります。

コメディ要素は堺駿ニさんと益田キートン(喜頓)さんが担ってました。堺駿ニさんは堺正章さんのお父さん。親子ですね〜、正章さんに似てました😁
益田さんは知ってましたが若い頃を観たことがなくて。でもクレジットで目星はつきました。小柄な堺さんと大柄な益田さんの凸凹コンビがいい味出してました。
雷様は遠山金四郎役。遊び人なところもあるけどきっちりしてるところもあり。そして相変わらずカッコいい✨
鼠小僧役の勝新太郎さんがまたしても若くて美青年!!堪りません😆

タイトルから堅い内容かと思ったけどそんなことはなくて。とても観やすい時代劇で面白かったです♪



劇場鑑賞 #73
2020 #134
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