前半はホモソーシャルな青春物語。
まあ、よくあるよねって感じだったが…
後半に一変する。
男が人を追いかけて、深い森の中をずんずん進む。
追いかけて、追いかけて、ヒルにかまれて、それでも、追いかけて…
これはやばい。
DVD+Macの環境でも十分変性意識状態に入るような後半だったが、映画館でぜひとも後半を体験したい。
総じて、編集もショットも、
記号的ではなくて詩的、
心理ではなくモード・ムード…
2020年はタイドラマを見まくった年になったので……自分の中でのタイ映画の原点と言えばやっぱりアピチャッポン監督だよね!ってことで、ずっと見逃していたタイ映画として初カンヌ受賞作(審査員賞)である本…
>>続きを読む目が合うことで関係性は始まる。だが森の暗闇の中で人は視線を交わせない。
口承だけではなく獣や闇それ自体と不可分な生を生きるということ。
決して文明的な生活から放逐されず、それと交渉しつづける−そう…
すごくよかった!ゲイの2人がかわいい。タイの渋谷系みたいなポップミュージックがコレまたかわいくてすごく合ってる。キュンとする。
前半の陽の部分は中盤あたりから急激に良くなる。最後のゲイの恋が実るシ…
この二部構成の形式的な奥深さ素晴らしい。物語もないし何も起きないんだけど異様に面白い映画というのは確かにあってこれはそういう部類に入る。
最近で言うと『パラサイト』の歌みたいなあの女の子がドアの前で…