トロピカル・マラディの作品情報・感想・評価

トロピカル・マラディ2004年製作の映画)

TROPICAL MALADY

上映日:2016年01月09日

製作国:

上映時間:118分

4.0

あらすじ

「トロピカル・マラディ」に投稿された感想・評価

ネット

ネットの感想・評価

3.5
現在の作品に比べるとフルショットが少なく寄りめ。かつ、手持ちカメラも多用され、みずみずしい印象。
映画の中のバイクは美しい、というのは絶対不変の法則なのだけれど、アピチャッポンは走行の爽やかさだけでなく、サッとカメラを上に向けて街灯を撮る。しかも街灯の数が増える!ここの、アッサリとした編集から生まれるワンダーこそまさしくアピチャッポン。

後半は眠い…前編ですら若干キツかったのに。
あそこまであからさまに同性愛描写を入れる必要があったのかと思ったけど(もっと暗示する程度にした方が良かったのでは)、あの霊魂の不滅をオマージュした場面みたく神秘的で美しい映像が印象に残ったのでそこだけでも満足できた。(森の音も不気味なくらい立体的で良い)
床ずれ

床ずれの感想・評価

3.5
正直あまりピンとこなかった。アピチャッポン的要素が詰まっているのにもかかわらず、どこかアピチャッポンっぽくないというか。
もう一度観たいが、なかなか観られるチャンスがないんだよなあ。
mikan

mikanの感想・評価

3.9
兵士と村長の息子が優しく愛し合う前半部・兵士が森の中をさ迷い、他人の記憶を糧に生きる虎と対峙する後半部の二部構成風になっており、雰囲気や物語自体が大きく変わる。
後半部の映像の美しい不気味さがすごい!
anakarumik

anakarumikの感想・評価

4.8
よかったなぁ。
ストーリーの繋げ方がサスガという感じで。
森の映像が美しかったなぁ。ずっとみていられる。
目が慣れるまで時間がかかって、その視覚と情感の変化の連鎖が自分の中に起こってて興味深かった。それを映像でやることに。
山月記が好きだったから、ワクワクした。ワクワクしたな〜
Watanabe

Watanabeの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

中島敦の山月記を題材として作られた映画。前編後編の2部構成。前編はゲイカップル?の日常。山月記とどう関係してるかは謎。後編はザ山月記。時空間が歪んでるジャングルに迷い込む兵士。最後虎になった自分に出会う。臆病な自尊心と尊大な羞恥心かどうかはわからないけど、自分なら出来ると思い込むやつはろくなことにならない。大人しくジャングルを出ればいいのに。
@東京都写真美術館

アピチャッポン未見の作品。ずっと観たかったんで嬉しい。

前半と後半で全く違うテイストの作品。前半はゲイカップルのタイでの日常が描かれる。監督自身がゲイなのは知っていたけど、ストレートにゲイを扱った作品を観たことがなかったので興味深かった。2人とも愛らしく多幸感に溢れる良い映画。
後半、2人は続投なのだけど違う世界の話らしく、しかも1人はジャングルで虎になっていた。

冒頭、中島敦の山月記の一節が引用され、虎に変身するのも山月記と共通している。

森の中。虎と男。タイ語を話す猿。彷徨う死んだ牛の霊など、森の中の風景は彼岸の世界を思わせる。

終盤、男と虎が対峙する場面は今まで見た映画のどれとも違う、すごい体験だった。
7子

7子の感想・評価

-
じっと目を凝らし耳をそばだてる、それが自分自身の心の奥底へと意識を向けているような感覚と同じになる後半。
Lalka

Lalkaの感想・評価

4.0
前半の木彫りの男根とかエアロビとかニカ/ポストロック的な音楽はアピチャッポン印ですな。

近年作しか鑑賞していない身としては後半が少しだけ意外でした。
ろ

ろの感想・評価

3.8
前半の多幸感、後半の不気味さ。ストーリーをよくつかめなかったことを含めて夢を見てるみたいな映画だった。手を舐めるシーンにアジア映画らしい色気を感じた。
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