わだげんた

カラスの親指のわだげんたのレビュー・感想・評価

カラスの親指(2012年製作の映画)
3.4
能年玲奈と石原さとみがヒロインなんて豪華な映画ですよね!

原作未読ですが、読んだ人に聞いたらとっても面白かったとのこと。尺がちょっと長いのが気になりましたが、キャストの豪華さ(村上ショージが主演クラスでクレジットされてるのにも気になり)、ちょうどWOWOWで放送されるということで録画して観賞いたしました!

阿部寛が相棒・村上ショージとともに詐欺行為を働く、コンゲームもの。いろいろと観てる最中にも「ん?」この場面はなにか意味ありげだな、というシーンが続きます。

しかし、村上ショージが俳優、それもメイン級の役をやってるのを初めて観たんですが、大抜擢ですよね。ぎこちなくて危なっかしい芝居でしたが、なんか拙いなりに味があって、僕はわりと好感持てました。

そしてまだあまちゃん前夜の能年玲奈さんと今のイメージとはちょっと違う石原さとみさんがとっても魅力的で。

つくづく能年さんは良い女優さんだな、と思いました。

それと、端役ですがチンピラ役でピコ太郎こと古坂大魔王が出てまして。古坂大魔王ってよく観るとチンピラ面だな、と思ったり。

キャスティング面がこの映画の大きな魅力です。

物語的には、複雑な事情があって負け犬人生を送っている5人の男女が人生大逆転を賭けて、一世一代の詐欺行為に挑む…ってやつ。簡単に言うと(笑)

冒頭からさまざまな伏線が張り巡らせてあります。
それこそ画面の隅々に。

ネットでこの映画を検索すると「カラスの親指 17のチェックポイント」という項目に引っかかりまして、そこでネタばらし的なことが書いてありました。観終わって読んでみたんですが、気づいた箇所もあり、気づかなかった箇所もあり。

オチまで含め、なかなか凝ったつくりの作品でした!
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