知り合いに、ものすごく重いけれども見てほしいと言われて鑑賞
ものっっすごく重かった
そして、最高だった
私の中の今の韓国のイメージは、K-POPの影響でだいぶ華やかだが
この映画に描かれているのはまるで違う国のような街
まず、BGMが全くないというのも相まって、淡々と進んでいく映像
かといってそこに飽きるわけでもなく、音がないぶんセリフとか登場人物の仕草の細かいところまで目がいく
ヤン・イクチュンは別のドラマで見たことがあるが、やっぱり今回も1に暴力、2に暴力、そんな圧倒的な存在感を放っていた
暴力と共に生きてきた人々の、不器用な生き方
一番簡単に手に入る家族愛すら、手に入れられない二人
終盤の、希望を抱かせてから落としてくる怒涛の展開には、ひたすら震えた
そして圧巻のラストには、鳥肌が走る
(見終わってから監督がヤンさんだと知り、再び震えが。これぞ鬼才)