ちはな

息もできないのちはなのレビュー・感想・評価

息もできない(2008年製作の映画)
3.8
こんなにも痛みを伴う作品でありながら その反動でなんだか優しい気持ちにもなる
恐るべしヤン・イクチュン

どうみても脇役にしかならない様な見た目の監督・脚本・主演ヤン・イクチュンな訳ですが だからそこのリアリティがあり生々しい

女・子供にも平気で暴力振るうのでちょっと胸糞悪くなります(しかも理不尽に)


もしも自分に親のDVに対するトラウマがあったら辛くて観ていられないだろうなぁ
親から受け継ぐ負の連鎖
良くないのは分かっていても抜け出すことは本当に難しい

人はひとりでは生きていけない
身内だろうが他人だろうが
誰か一人でも気持ちを共有したり理解してくれる人がいたら変わることが出来るはずなのに…


※今年の夏 来日した時のヤン氏は見た目がまるでビッグダディの様な仕上がりで拍子抜けでした
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