息もできないの作品情報・感想・評価

「息もできない」に投稿された感想・評価

息もできない。
ホラーじゃないのに。

「犯罪都市」2回目見てきたところなので、少女がチンピラに生意気言うところでめっちゃハラハラしました。
きみさー!相手がチャン・チェンだったとしたら、今もう、きみの両腕なくなったよ!!腹立つからって、知らんやつにまともに立ち向かうのはやめたほうがいいよ!!
世の中には本当のキチガイもおるからな!!

しかしもう、誰に何をされようが、怖くもないのか。と気づきました
今もう既にあんな目にあってるから。あんな言動しちゃえるのね
幸せな人のできる言動じゃなかったから、チンピラにもそれが届いた。
二人でいる時だけ、泣けた。理解しあえた。
つらいつらいふたりの道のりが交差するのを見ながら、私も息ができない苦しさを味わいました。

でも、私にはそもそも理解できないんですよ。暴力をふるわずにはいられないひとの気持ちが。
だからチンピラの気持ちにもなれないし、お父さんの気持ちにもなれないし、とにかく暴力的な男性陣全員の気持ちがわからない。
そして、いつも暴力をふるってくるお父さんが借金取りにボコボコにされているのを見て、かばいに出てくるお母さんの気持ちもわからない。
とにかく誰の気持ちもわからないんですよ

ただ唯一わかるのは、とりあえず男性陣が暴れだしたときに、女子供はどうすることもできないということ。
なのでひたすら意味もわからず、暴れる人たちを延々と眺めながら、どのくらい筋トレすれば私はこういう力に対抗できるようになるんだろうか?とか考えていました。

彼らもなりたくてなっているワケじゃないと思うので、私も望まず加害者になる可能性はあるんだとは思います。でも、とりあえず今のところその予定はないので、まずは被害者になったときを想定して筋トレをしておきたいですね。それが一番の感想です。

まぁ、トラウマやストレスのせいで、理性を押しのけてまで感情が顔を出すときっていうのは相当ヤバイのはわかるんですけど
ほぼ全員がそういうブチギレ寸前の状況なので、理性のある視聴者からしたら、感情移入するには酸素不足な人しか居ないんですわ
幸せになりたいとかの、そういう当たり前の感情すら見えなかったら、なかなかもう、見てるだけでツラい他人ですわ…

ネタバレになってしまうか、ミスリードになってしまうかはわかりませんが、「ラ・ラ・ランド」のような後味でした。
私は、彼らに幸せになってほしいし、彼らにも幸せになりたいと思って欲しいです。
h

hの感想・評価

4.0
暴言暴力飛び交ってたけど最後まで見てよかったと思う、
切ない
貧困の中で、更に辛い目に会い、未来に展望など見出だせないまま、生きている男女の魂の繋がり。

主人公サンフンは、手負いの獣のような生き方をしている。
愛情を受けず育ったので、人から好意を示されても、まず、それを信じられない。怯え、叫び、遠ざける。
自分から好意を示したい人にはその術がわからず、ただ、大金を渡す。
自分を守る術として、常に悪態をつき、考えるより先に拳を振るう。
自分に取って決定的な精神的な傷を作った父親に対しての感情は最早、自分では理解できていない。憎しみと愛情が混在している事に。父をゆるしたい自分がいる事に。

しかし、同じく幸せではない生い立ちの
少女ヨニに出会ってからのサンフンは変化する。微妙に、しかし確かに。

ヨニとの、愛情でもなく、友情でもなく、本能で引かれあっているような深い結び付きが表される河原のシーンは、映画史に残る名シーンだ。

私は、感動とも違う、悲しいでもなく、胸を締め付けられる気持ち、正に息もできない気持ちでそのシーンを観た。
manuca

manucaの感想・評価

3.5
とくに目新しいところは無い設定だと思いましたが。これだけ物語に引き込まれたのは。役者さん達の演技力と監督のタマシイが生み出した力でしょうか。とても良い作品でした。
EIKUNN

EIKUNNの感想・評価

5.0
シーバーラーマ
「息もできない」って邦題つけた人、ノーベル文学賞。
ねね

ねねの感想・評価

3.5
切ない。
終始暴力と暴言が飛び交うので落ち着かない。弟の姉に対する態度が酷い!
ほんとに最後の15分間は息が止まる思い。世の中そんなに甘くないと思い知らされる。期待してたものが簡単に壊れた感じ。
4

4の感想・評価

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心揺さぶられる。
不器用で暴力に頼るしか生きられない男と、その周りの環境にどうしようもなさを感じる。
逃れられない息苦しさがずっとあった。
色々な思いに満たされる。
仁

仁の感想・評価

3.0
『クソ野郎』しか言わないヤクザな主人公と、口の悪い女子高生、共通点などなさそうだが酷い家庭環境で育った主人公、現在進行系で家庭環境の悪い女子高生、ふと心が通う場面もあり、暴言と暴力の中にほっこりシーンも。そして唐突にやってくる鬱展開。さすが韓国映画。
常に息苦しく行き詰まったやり場のない空気が漂っており、正に「息もできない」。
ヤンイクチュンの等身大な演技によって緊張感がすごい出る。初監督作&脚本でもあり主演。
それぞれの境遇や贖罪や悔恨に引き込まれる。

15秒に1回のペースでクソ野郎って言うし、出逢いのシーンで二人共めちゃくちゃに言葉遣い悪くてかなり面白かった。
街の雑踏と共に突然音が薄くなる演出も好き。

当たり前の家庭や幸せに居心地の悪さを感じてしまっている主人公の表情が痛々しい。

環境が悪く問題を抱えていたり、恨んでいたり恨まれたり色々有るが、それぞれの心情が透けて見える瞬間も描かれ 憎むに憎めないし、人間くさいのがかなり「家族」だった。
繰り返し受け継がれていくバイオレンス。抜け出すのは容易ではなく、不器用さとしがらみが絡みつく。上手くいかないもどかしさ。
家庭環境から社会全体の問題へ繋がっていき、考えさせられる題材。
全く楽しい映画ではないが、強く訴えかけてくる。
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