キャサリン子

愛と哀しみの果てのキャサリン子のネタバレレビュー・内容・結末

愛と哀しみの果て(1985年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

20世紀初頭のアフリカを舞台に、愛と冒険に生きたひとりの女の半生を描いた一大ロマンス。
スウェーデン貴族と結婚し、ケニアに渡って来たデンマーク人の令嬢カレン。
だがそこには幸せな結婚生活は無く、農場経営も思うように進まない。
そんな彼女の前にサファリのガイドを務めている冒険家が現れた……。

1985年アカデミー作品、監督、脚色、撮影、作曲、美術監督、音響賞受賞。
ちっちたんのオススメ作品!


デンマークの裕福な家庭に育ったアイザック・ディネーセンの生涯を描いた実話です。
女性作家で、実際にアフリカへ渡りコーヒー栽培の農園を作ってはみたものの、前途多難なスタートで…というところから物語は始まります。

大河ドラマのような壮大なスケール。
サファリの大自然の美しさは圧巻です。
動物たちの映像も加わり力強さも感じられ、そこに生きる人々の愛も美しく輝いて見えました。

カレンは、ひたすら待つことに耐え続けましたが、アフリカの雄大な自然がより一層切なさを際立たせていました。
彼女は強くて気丈な女性でしたが、どんなに孤独だったかと思うと不憫でなりません。
その後カレンはどうなったのか調べたところ、デンマーク帰国後に執筆活動を始め、ラジオ番組に出演するなどの活動もし、77歳で栄養失調によりお亡くなりになったそうです。
ちなみに、元夫に移された梅毒は生涯の病になったとのこと。
先日観た『バベットの晩餐会』も彼女の作品だったんですね!



平均スコアはあんまり高くはないけれど、私は大好きな映画でした!
教えてくれたちっちたん、今回もありがとう〜!!
大満足だよ〜😂✨
キャサリン子

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