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愛と哀しみの果てのAbeCinemaTVのレビュー・感想・評価

愛と哀しみの果て(1985年製作の映画)
4.3
Amazon Primeにもあるのでおすすめしたい私は。

退屈に感じる方もいるようで、私もコンディションによってはそうだったのかもしれないが、とにかく広大なアフリカの大地と、若々しいメリル・ストリープと意外と歳を重ねている様に見えるロバートレッドフォードの二大スター、ドキドキする冒険、ストレートすぎるほどの純愛とこれぞ大作という大満足感。俺が見て育ってきたのはこういう映画だ。愛と〇〇の××は総じて好きな作品が多い。愛と哀しみのボレロ、愛と青春の旅立ち、愛と追憶の日々、どれも温かみと大作の風土がすごい。しかしこれなかなかの悲劇ですな。そら小説書きゃ売れるわな。そこから小説を書く不屈の精神。一貫している。

もちろん今見るからなのか、終始いやーな違和感はある。アフリカの人々への接し方は、比較的優しいキャラクターであっても、あくまで身分の差を感じさせる接し方や仕事内容をさせている。西洋の価値観での正しさ、の押し付けを感じる。あえて感じさせる作りにしているのか、無頓着なのか、なんともいえなく感じて、その気持ち悪さが本作を僕はその画面の長閑さとは裏腹に、少し緊張感を持ってみることができた要因だと思う。

余談だがジョンバリーが音楽を務めるほか、ブロスナン007のタナー、ネバーセイネバーアゲインのラルゴ、007は二度死ぬや私を愛したスパイの船長役の人が出ており、007ファンも必見である。

あと梅毒の扱い方がよくわからなかった。レッドフォードと寝たら感染るってものでもないのかな?
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