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ジェニファ 涙石の恋のつのレビュー・感想・評価

ジェニファ 涙石の恋(2003年製作の映画)
2.8
約90分と短い映画。
山田孝之のセリフが少なくて
未完全で不安定で今にも壊れそうででも弱いわけじゃない少年を
表情や空気感で演技していて
彼は若いときからかっこいいんだなあと。
涙石のお話がすきで
最後に水たまりしか残りませんでした。ってとこがたまらなくすき。後悔したから水たまりしか残らなかったってとこが本当に素敵。
でもどうしてジェニファが消えたのかちょっと理解できなかった。
え、これファンタジーなの?って思って戸惑った。
結局キスをしたら後悔しようがしまいが女の子は消えるって運命だったのかしら。
だったら森の妖精は残酷ですね。
2人が夏の思い出をぽつりぽつりというシーン。
描写がすごく綺麗で
ひとりぼっちのブランコでブランコが一つだけ寂しそうに揺れていて
あぁ、なんだか、綺麗な切なさだなあと。
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