真っ黒こげ太郎

スリープレス・ナイトの真っ黒こげ太郎のレビュー・感想・評価

スリープレス・ナイト(2011年製作の映画)
4.5
リメイク版がレンタル店に並んでいて、気になった本作。
それにしてもマイナーとはいえ、リメイクされた作品の元が配給されてたのは珍しいね、しかもB~Z級配給映画のトランスフォーマー社から。(あの会社の配給作はふり幅がかなりでかいと思う)

そんなわけで観てみたけど、これがかなり良かった!
初っ端から事件が起こり、そこからテンポよく物語が進む。
内容としては所謂ダイ・ハードものだが、ノワール調の雰囲気や主人公が汚職警官で麻薬がらみだったりなど上手く差別化してある。
事件終了後も展開が二転三転して最後まで楽しめました。

派手なアクションは少ないものの、その場でシバキ合うような殴り合うバイオレンスなアクションやバラエティに富んだ逃亡シーンなど観ていて飽きないです。女性に容赦がないのも好感触。
またガンアクションも少ないながら、迫力がありました。

ややカメラのブレがせわしなかったり、不要なシーンがちょくちょく入りもしていますが、あまり気になりませんでした(まあそれでもカメラのブレは人によってはキツイと思いますが)。

ハイテンポで緊張感に溢れた、サスペンスアクションの快作。
実はかなり低予算で作られたんじゃないかと思うんだが、もしそうだとしたらかなり凄い気がする。

なおリメイク版の方も見ました、こちらは一変してアクションや派手さが上がっています。(自分はこっちの方が好き。)