ーcoyolyー

スーパーチューズデー 正義を売った日のーcoyolyーのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

大好き政治劇!タイトルからしてスーパーチューズデー!舞台はスイングステート、オハイオ!オハイオの民主党予備選!激アツ!

なんだけど、政治劇というよりインターンと寝る is 米民主党の伝統芸という卑近な話がメインディッシュでイマイチ高まらない…民主党勝てない勝てない負けてばっかりってお前ら本当そういうとこだぞ…

劇中、最初の方で「この30年で民主党が勝ったのは3回だけ」と言われてて、え?クリントンとオバマだけじゃね?とずっと引っかかってたんですけどこれ2011年作品だけど原作者が関わった選挙は2004年のハワード・ディーンなんですね。なら1976年のカーターも入るのか。そこがずっとモヤモヤしてたのでスッキリした。と思ったけど2004年ならオバマが入らない!カーターとクリントン2回でいいのかな?でもそれなら共和党だって大統領選勝ち抜いたのはレーガン2回パパブッシュ1回バカブッシュ1回の4回だからさほど変わらんわ。

政治劇の胸糞な仕上げ方がマイルドなハウス・オブ・カードと思ってたら脚本家がハウス・オブ・カードの人だった。あっちのダークヒーローの描き方が徹底してるのはこちらがちょっと消化不良だったからなのかな?
スーパーチューズデー!で喜ぶ人よりジョージ・クルーニーとライアン・ゴズリングで喜ぶ人向けの作りだったような気はします。でもお前ら簡単にインターンと寝過ぎ。民主党の全国委員長というお偉いさんのお嬢さんのサークラ(厳格な家庭に反発するもどことなく父の面影追って有力者に股開いて認められたい系ファザコン)に簡単に手を出すからお前らいつも内ゲバ見苦しいんじゃ…いくら可愛くても父親の名前明かしてるんだから見える地雷だろうがよ…穴兄弟になってる場合じゃねえ…ケネディとクリントンが残した負の遺産重すぎ…カトリックのお嬢さんがアメリカで中絶するって日本人あんまり想像できないだろうけどめちゃくちゃ背負わされてるものが重いからね…女の子から当然言い出しにくい力関係なので気を回せよ、選挙戦中に大統領候補者が避妊もせず寝るなよ、と思いますわね…
ーcoyolyー

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