矢吹健を称える会

七人の野獣 血の宣言の矢吹健を称える会のレビュー・感想・評価

七人の野獣 血の宣言(1967年製作の映画)
3.0
 他のレビュアーさんも「ぐだぐだ」とか「しっちゃかめっちゃか」とか書かれているが、ほんとにそんな感じ。犯罪映画の常套に背を向けて、ひたすら内輪モメをしているのだが、しかしいくらなんでもモメすぎで緩すぎるという気がしないでもない。特にトリックスター岡田真澄の実質的退場と共に映画のテンションが少しばかり下がってしまって、もったいない感じがある。ラストの改造車が地下までガンガン降りてゆくくだりは素晴らしい。
 エンディングの雑さもびっくりする。