marusei

女系家族のmaruseiのレビュー・感想・評価

女系家族(1963年製作の映画)
3.8
いや〜、ガメツイな〜〜笑

舞台は大阪船場。商家の主人が亡くなり、その娘達3人姉妹&叔母が遺産相続を巡りギャイギャイと物欲丸出しの闘いを始める。
そしてさらに遺言状から父親にお妾さんがいたことも発覚!
そのお妾さん役は相変わらずの綺麗さ若尾文子。いつ見てもその首&うなじの色っぽいこと!そのビジュアルに見入ってしまう〜。
三姉妹の長女に京マチ子。
この長女がまたガメツイことこの上ない。
いわゆる出戻りなのにちゃっかり家を継ぐ気でいるから妹達さえも目の敵…
若尾文子演じるお妾さんにも遺産相続権があること、さらにオメデタだとわかるやいなやそこまでやるか〜おいおい!とばかりのイジメよう。
んもう〜〜女のイジメってホントにみっともない。
ガメツ過ぎてなんか笑っちゃうけど。

で、結局すったもんだで最後は意外な収束を迎える。ガメツイ女達がポカンとなる様がスカッとする。
三姉妹の末っ子が若いせいもあるけどお金に拘らず将来に明るいビジョンを持っていて1番まともに見えて気持ちいい。

確かにね〜〜なぜか人生だんだんとお金や立場など現実的なことばかり気になってしまってるかも。反省…
若い頃の自分が今の自分を見たらガメツイ女〜って思うな、きっと笑。

夢とか希望とかどこ行った〜??
marusei

marusei